好きなんだココナッツ

仕込みが終わり、女神転生SJのプレイ時間がようやく落ち着いてきたので、読書と映画にシフト。特に小説はSJのせいでかなりペースが落ちていたのをようやく読み終わった。まだ上巻だけど。
そんな中、ミズキブログが更新されて、仲魔のコンテストとかね……すごく応募したいのだが、単純に強いのを作るよりは、ネタに走ったほうがいいのかなとか考えてしまう。
読書はエッセイと小説なら割と並行して読めるんじゃないかと思ってきた。ただし、ある程度項目が分かれているようなもの。ならば神話系もいけるかな。意外と小説の前に読むと、食前酒のようでいい。
以下、簡単に残り3本の映画の感想を書く。

ビートルジュース

いけない、これは面白すぎる。吹き替え版で観てみたんだけど、ビートルジュースの吹き替えが関西弁。コメディってシリアスなものより文化の差が出やすいと思うから、思い切ってこうするのはありだと思う。どたばた幽霊屋敷ものだけど、特に怖いということはなく、純粋に見て楽しめる映画だった。これは大当たり。
真・女神転生IIでは、ベテルギウスビートルジュース自体この語のもじり)という名前で、蛇形態はボス、人形態は雑魚敵で彼が出てくるんだけど、ほんとそのまんまで笑った。

ナインスゲート

稀覯本ハンターな主人公が、世界に三冊しかないとある稀覯本の真贋を確かめて欲しいとの依頼を受けて、そこから奇妙な出来事がどんどん起こってくる。
これもなかなかに面白かった。意外とサスペンスっぽいものも好きなのかもしれない。色々な本の収集家とかも出てきて、本が好きな人は結構楽しみながら観られるんじゃないかと思う。最後に想像の余地を残しているのも自分好み。途中から一緒にいる女性の正体が、考えていたものとは正反対だった。
ジョニー・デップって、カリビアンのイメージばかり先行していたんだけど、結構こういう渋い役もいけるんだなあ。

ウィッカーマン

元婚約者が、娘を探して欲しいと主人公に依頼してきて、外界とほとんど隔絶された島で事件に巻き込まれるもの。娘は島の因習による生贄に捧げられる可能性が……。
舞台設定はすごくいい。いいのに、結末が見えすぎて、実際その通りになるのだから困る。これだけ狂気を演出する材料をそろえていながら、ことごとく活かせていない。普通すぎる。
女性上位文化、自然崇拝的で、アメリカとは違う独立的な体制をとっているという、閉鎖的な世界観からくるものを、もっと活かして欲しかったな。せっかく示した反復性がもったいない。
これはリメイク作品で、元は結構古いものらしくて、それを観てみたくなった。
ちなみにウィッカーマンは木で組んだ巨人で、その中に生贄を入れて燃やすというもの。考えただけでもぞっとするものだ……。ソウルハッカーズにもウィッカーマンが出てくるが、あちらは女性の顔に少女口調という更に恐ろしいものだった。