今年一年を振り返って

今年ももう終わり。振り返ってみれば短いようで長かったり、変化が無いようにみえてあったり、落ち込んでみれば喜んだり、内面の変化が結構激しい年でもあった。それはきっと、読書に本格的にのめりこんできたことがあるように思う。またアイリッシュに本腰を入れ始めたというのも、変化の兆候であったように思う。思想改革的なものが、今年は随分なされた。
来年、いよいよ二十代の折り返しである。きっと、決心しなければいけないことがたくさんある。しかし、内外ともに動きがあるというのは、幸せなことではないだろうか。
ちなみに、ここ最近の自分は、高橋邦子作品をぶっ通しで見たり、『バスランディング2』をまたやってみたりしている。
ということで、皆様よいお年を……。
以下分野別に今年のまとめ、来年の目標。興味があるジャンルがあればどうぞ。

音楽

四月に始めたホイッスルによって、本格的にアイリッシュ音楽に興味を持ち始めた。そして聴く音楽も、伝統音楽に重点を置いたものが多くなってきた。そのさきがけとなったのがFlookだった。アコースティックな少人数編成の熱さにとりつかれた。そのせいもあって、ギターは休止状態に。きっと今の俺は、Earl Klughの影響でナイロンギターを欲している。来年は、さらにアイリッシュに磨きをかけ、曲もたくさん覚えていきたい。誰かギネスビールを片手にアイリッシュで遊んでくれる人はいないものか。

小説

安部公房一色。今年は『燃えつきた地図』から始まり、感動しきりだった。安易に天才という言葉を持ち出すのは好きではないのだけど、安部公房には使いたいと思った。これほどまでに自分に想像力を与えてくれる作家は初めてだったので、考え方が随分と改められた。特に今年では『人間そっくり』が一番面白かった。安部公房を全部読むという目標を今年は立てていたはずなのだけど、5、6冊ほど残してしまった。来年はそれらを回収したい。
安部公房以外でも面白い作品にたくさん巡り会えた。ガブリエル・ガルシア=マルケス百年の孤独』、夢野久作ドグラ・マグラ』あたりが特に面白かった。来年は森鴎外あたりを本格的にあさってみたい。それから海外文学ももっとたくさん読むべきだと、『百年の孤独』を読んで思った。あとは神話・民俗学関係も色々読んでいきたい。人間というものにどんどん興味を持ってきた。

漫画

諸星大二郎先生を本格的に読み始めたのが大きい。今まで読んでいなかったことを悔やんだ。メガテンが好きでありながらこれは手落ちだった。高橋葉介先生は今年も精力的に活動されていて、ファンとしては嬉しい限り。なんといってもセルフリメイクではあるが、夢幻紳士の新作を読めたのがよかった。葉介先生の作品は、今年で大部分を集めたので、あとは暇を見て買っていこうと思う。それから、『それでも町は廻っている』はどんどん面白くなっていっている。安定してきたよね。『よつばと!』はもう言うまでもなく面白い。
来年は諸星作品を精力的に集め、本棚の二段目を占領させたいと思う。一段目は葉介先生のスペースなので……。

ゲーム

夏まで真3、秋からSJという女神転生漬け。Twitterでもメガテン関連のフォロワーが随分と増えた。これほどまでに熱中したRPGは他にないといえる。それから、『九龍妖魔學園紀』は非常に面白かった。来年は、アトラス作品をさらに消化していくことになると思う。ここにアトラス信者が誕生したのだ……! パチパチパチ
それから、サントラ『女神転生I・II』は是非買うべき。アレンジ盤のクオリティが異常に高い。

今年の印象に残った作品

Rubai

Rubai

人間そっくり (新潮文庫)

人間そっくり (新潮文庫)

孔子暗黒伝 (集英社文庫―コミック版)

孔子暗黒伝 (集英社文庫―コミック版)

夢幻紳士 回帰篇

夢幻紳士 回帰篇

真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)

真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)