【追記】柳川どじょう

小数巻

今月のコミックリュウに、ネムルバカの1.5巻がつくとのことで、うまいこと商売しやがるなと思いながら書店をうろついたのだけど見当たらない。他に欲しい本もないし店員に聞いてみると、明日入荷とのこと。なんで雑誌が遅れているのだろうか。
ネムルバカ』は、何か創作をやっている人ならぐさっと刺される可能性があるので、是非読んでもらいたい。まあでも同じ作者なら『それでも町は廻っている』を読まないことには始まらないけど。
小数巻といえば、過去にコロコロにドラえもんの44.5巻がついたことがあった。当時コロコロを読んでいたので、未だに大事に持っているのだけど、意外と値段が跳ね上がってびっくりした。中身は「ガラパ星から来た男」なんだけど。

浦沢義雄『たまご和尚』

「乳がほしいのか。しかし困った。ここには女はいない。俺の乳でがまんしろ」
船頭が乳首を吸わせまして、

「あっ〜〜」
きもちよさそうに悶え、
「あっ〜〜〜〜」
悶えすぎて死んでしまいました。

浦沢義雄『たまご和尚』読了。中国の『平妖伝』を元にした話。毎ページ挿絵がついていて、文章自体も小説のようなものではなく、どちらかと言えば脚本かな。なので読むのは全く苦労せずさくっと読める。
なぜこの本を読もうかと思ったかといえば、やはりカブトボーグの存在が大きい。あの荒唐無稽で意味不明で独特なセリフ回しや展開に衝撃を受けた人も多いと思う。
畑でとれた美女は、髪の毛が髭になって、マッチョになるし、主人公であるたまご和尚の一行は、首・大きい兄という面々だし、裏本は出てくるし、スターウォーズだしと、展開の脈絡のなさは凄い。平妖伝を知らないので、どこまで忠実なのかが全く掴めないのが怖い。
私は愛情より友情より同情が好きだ、というフレーズが印象に残っている。
浦沢義雄の世界を見てみたいという人は読みやすいし是非おすすめ。

追記

無事手に入れた!

ネムルバカ (リュウコミックス)

ネムルバカ (リュウコミックス)

たまご和尚

たまご和尚